古い家を修理しながら住む楽しさ、暑さ、寒さ、虫との闘い満喫してます。
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古民家の生活
増改築されていますが、築70年以上の和風な古民家に住んでいます。
遡れるのが70年くらいで、実際にはいつ建てたのかよく分かりません。
古民家とは、築50年以上の木造民家と定義されているとのことなので、我が家は立派な古民家です。
古民家ですが、窓はサッシで水回りも改築されています。時間が止まってしまったかのような、年季の入った古民家ではありません。とはいえ、最後の内装改築は昭和後期のため古さはあって、しっかり傾いています。笑
いたるところに隙間があるので、ダンゴムシごときにやすやすと侵入されてしまいます。
元の家主さんが、とても大切に日常のお手入れをして住んでいたので、古びてボロボロな感じがなく
私がこの古民家に移ってくるときも、改修などは行わずにそのまま居ぬきで住んでいます。地元からそう遠くない場所なので、友人も近くにいて丁度よい距離感です。
移住後は、網戸や障子、壁の補修など少しずつ手入れしたり、自分でDIYしながらのんびり暮らしています。最近は、素人用のDIYキットが充実しているので、大抵は専用工具がなくても何とかなりますが、特殊な工具が必要な時は、近所の大工さんに相談してます。
大工さんにお願いせずとも、ご近所さんが工具をもっていて手伝ってくれることもあります。
日本家屋に昔から住んでいる人にとっては「大抵のものは自分で直す」が当たり前
網戸や障子の張替えなんかも、今はホームセンターでやってくれたりしますが、ご近所さんに教えてもらいながら自分でやってみると、家にも地域にも愛着が湧いてきます。完璧にきれいである必要はないと思っているので、ちょっとくらい失敗しても気にしません。
次はどこに手を入れようか。と考えるのも楽しいです。
古き良き和のぬくもりは大切にしながら、快適で和モダンな古民家を目指して日々模索しています。
古民家の生活は自然との闘い。
我が家の古民家には庭があるので、夏は雑草と虫との戦いです。
草が生い茂ると虫もたくさん集まるので、家の周りは雑草対策が重要です。虫が入って来れるような隙間がたくさんあるので、なるべく寄せ付けないようにこまめに草むしりしています。
真夏の早朝、家の軒下を一回りして寝起きの草むしりも慣れるといい感じに目が覚めて健康的です。
一度に全部きれいにしようとするのではなく、日々軽めにちょこちょこと抜いてます。
古民家に似合う日本庭園のような和の庭造りを目指していますが、春夏の草の生えるスピードが猛烈です。
庭づくりは根気がいりそうなので、のんびりと腰を据えて整えていこうと計画中です。
古民家の防犯は正直弱い。防犯の弱さを補う人付き合い。
古民家にひとり暮らしだと、防犯対策も気を使います。
もちろん防犯カメラやセンサーライトの設置、補助錠で補強したり、気になる防犯グッズがあればとりあえず試しています。
気休め程度かも知れませんが、一番活躍しているのは、網戸をロックできるストッパー。値段もそこまで高くないので、家中の網戸に上下で取り付けています。
古民家って窓が多くて大きいので、開け放していると開放的で風通しもいいのですが、完全無防備です。
網戸のストッパーがあると、家じゅうの窓を網戸にしてウトウトしていても少し安心です。網を破られたら何の役にも立ちませんが…
和式の古民家ってお化けでそう。と言われますが、私には見えないのでやはり幽霊よりも人間の方が怖いです。
古民家に移住して心強いのは、ご近所さん達と仲良くなったことです。
家の直し方を教えてもらったり、工具をお借りしたり、庭のお手入れをしながら雑談したり、祖父祖母がたくさんできた気分です。年配のご家庭は一日中家に居るので、自然と人と通りをチェックしています。
近隣でいつも見かけない人がうろついていたら、すぐに情報が入ってきます。
こういったご近所とのお付き合いは、煩わしく感じる人もいるかもしれません。私は実家も同じような小さなコミュニティだったので、受け入れやすく馴染みやすかったです。むしろ出かけるときは一言声をかけて、出かけたり。
静かな地域ということもあると思いますが、古民家は防音素材など入っていないので、外で誰かが話していると、話声が普通に聞こえます。窓を閉めていても。
お隣の行動を監視し合っている様に感じるかもしれませんが、地域の人しか出入りしない狭いエリアでは
知らない人=不審人物 なので、隣近所と不審者情報を連携して安全を守っています。逆に私には、行き違う人が大抵他人、道で知人に偶然出会うことの方が少ない都市の暮らしは向いていませんでした。
古民家に移住してきてからは、窓を開けたら人より鳥か猫の方が多く、草木の色や空気に日本の四季を感じて暮らしています。
昼頃は、幼稚園生がみんなでお散歩していたり、庭でくつろぐ猫を眺めたり、ご近所さんとお話したり、心地よい賑やかさで、静かでゆったりとした時間が流れる快適な場所です。